人材の棚卸
はーいい!ホワイトでーす。
こんな風に書くと『人』は物じゃない!っていう人が居そうですが・・・そういう事でなく、むしろ社員をしっかり見れていた方がいいという話です。
中小企業のほとんどが、その組成の歴史や、人材不足から、人に仕事がついている場合が多いです。つまり、人に役割をつける。ある特定の人の為に仕事を作る。
古くからいる社員に何かさせなきゃいけないからとか・・・
辞めさせたくないから与える役割(仕事)を変えるとか・・・
人に役割を付けている場合が非常に多いです。
これをやっていると、優秀な人に仕事が集中したりとか、出来ない人の手が空いたりとか弊害が生じます。
これでは組織はうまくいかないのは改めて考えると当たりまえですね。生産効率もその人のモティベーションも良くない。目的が達成される可能性は低くなります。
組織がその力を最大限発揮できるには、人に役割が付くのでなく役割に人を付けなければなりません。
そんな事言ってたら、役割に人を付けると言ってもね・・・色々事情があるんだから・・とぼやきも聞こえてきそうです
人材の棚卸って表現が奇特ですが・・その内容は社員各人のプロフィールシートの進化版ですね。
しっかり各人を見据え、その人の事に対する理解を深めるチャンスにもなります。
その内容は、社員一人一人の長所、短所、得手不得手、加え、大事なのは今の役割に対して、どの程度適合しているかという事です。
会社の目指す組織とその状態の各人の役割と、そこに現在いる方のズレは何処で、どの程度なのか。
そこが明確になると、教育や指示系統から手法まで、しっかりと計画立てて進める事ができます。
あまり頻繁でも煩雑になりますし、効果も薄れます。
私は関与先に、1年に一度、人材の棚卸をする事を提案してます。
これから先の未来、労働人口が指をくわえて多くなる事は望めそうもありません。
日本を支える中小企業が生き残る術は生産効率のUPと社員のレベルUPしかないと思えます。
是非どんな形でもいいので一度棚卸をしてみたらいいかもしれません。