何故システムを作っても現場で稼働しないのか
永続企業を目指していない企業もいるかもしれませんが、
基本的に経営者は、企業の存続をかけて日々の営業をかんがえているのではないでしょうか?
企業を存続させるため、日々諸々の改善を進めている経営者は少なくないはず。
日々改善を重ねる中で成長する組織、成長しない組織の大きな差はどこにあるのでしょう?
改善内容そのもののクオリティはもちろんあるかもしれません。
数多くの企業に関わり私が感じるのは、そのクオリティだけではないということです。
一番大切な事は『改善の継続』にあります。
やみくもに色々な改善に手を出して、どれも中途半端に投げ出していては
当然成長などするはずもありませんし
どんなに素晴らしい改善内容も継続できなければ
組織自体の成長の効率は下がると言って過言ではないと思います。
では、改善が続く企業には何が必要なのでしょう?
次の大きく4つの観点が必要になってきます。
◆改善が続く組織を支える4つの観点
➀システム(制度)
当然改善自体の基礎となる。ここは非常にクオリティが大切となってくる
②プロジェクトメンバーのスキル
改善プロジェクトに携わる人材の能力。気合や根性など精神的なものも含む
③プロセス
プロジェクト進行のスケジュールや人材配置、役割分担
④場
やり方をアップデートする場(進捗会議等)、足りない知識やスキルをインプットする場(勉強会)
今までの成果や今後の課題を振り返る場
何か改善を始めるときは、以上の4つの観点を考えてから進めてみると継続することが安易になります。
こうやって改善なりのプロジェクト自体を客観的に整理し、今何が必要で足りてないかをじっくり考える事が一番の近道なのかもしれません。