なぜ優れた事業家ほど、ストーリーを語れるのか

私は最近、クライアントの社長たちにこんなことを繰り返し伝えています。
「御社の理念や製品について、
ぜひ一度“ストーリー”を作ってみてください。
小説である必要はありません。
最低限、プロットだけでも構いません。」
すると多くの方は、こう反応します。
「は? 小説家を目指してるわけじゃないし、
仕事と関係ないからやりたくない」
しかし、私は正反対だと思っています。
むしろこの発想こそ、仕事のど真ん中にあります。
正直に言えば、これができない人は事業家に向いていないのではないか、
そう感じることすらあります。
なぜなら、事業も企画も、あらゆる仕事のプロジェクトは
本質的に「ストーリー」だからです。
その事業における主人公は誰なのか。自分たちなのか、顧客なのか。
主人公はどんな不満を抱え、世の中にはどんな不足があるのか。
それをどう乗り越え、最終的にどんなハッピーエンドを迎えるのか。
途中にはどんな困難があり、どんな仕掛けがあって、
ハラハラしたり、苦しんだり、
ときに迷いながらも、どうやって前に進んでいくのか。
トラブルをどう発想で切り抜け、
どのように力を合わせていくのか。
プロジェクトの骨格を考えることは、
小説や脚本のプロットを考えることと、
実はほとんど変わりません。
逆に言えば、
これが考えられない人ほど、独りよがりな発想に陥ります。
「俺はこれが好きだから、こうやる」
という感情だけで進めてしまい、
ストーリーで組み立てていないから、顧客も社員もついてこない。
「他社がやっているから、うちもやる」
という表層的な模倣に終始し、そこに物語がないから、
誰の心にも残らない。
ストーリーで設計されていない事業や企画は、
流れがなく、結果も生みません。
事業や企画の“流れ”を考えること。
それはつまり、ストーリーを描くことです。
だからこそ、物語を作る練習そのものが、
経営や企画の発想を鍛える訓練になります。
名経営者ほど本を多く出版できるのも、
自分の仕事をストーリーとして語れるからに他なりません。
「こう進めば、お客様が喜び、社員も誇りを持ち、
最終的にハッピーエンドになる」
その未来を描けるようになるために、
ストーリーを、何度も、何度も作ればいいのです。
知り尽くす白川健二が満を持してお送りする…
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このBLOGは基本(水)(金)の週2回発信
次回をお楽しみに!
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